リコーは8月3日、独自の光学技術を用い、両眼視タイプとしては世界最軽量となる49gのスマートグラスを開発したと発表した。今後、事業化に向けパートナーを募集するとともに、実用化に向けてさらに開発を進めていく。

現在開発中のスマートグラスプロトタイプ

 今回リコーが開発したスマートグラスは、レンズ部分に独自に開発した薄型・軽量のプラスチック導光板を採用し、重量49gを実現した。さらに、1m先に約30インチの画面が見える広い視野角で、軽量・広視野を両立している。

 また、従来のスマートグラスは、ディスプレイユニットがレンズと一体化した構造であるため、鼻に大きな重みがかかることが課題だった。これに対して同社は、ディスプレイユニットをこめかみ付近に配置できる特殊な光学系を開発し、鼻にかかる荷重を一般的なメガネ程度にすることで快適な着け心地を実現した。

 これらには、リコーがこれまでプロジェクターやカメラなどの開発において培ってきた光学技術が生かされている。また、普段の生活のなかで違和感なく着用できるようメガネメーカーの協力を得て、一般的なメガネのような親しみやすいデザインにこだわった。

 新開発のスマートグラスにより、いつでもどこでも必要な情報にアクセスすることが可能となる。リコーは、現実世界とデジタルとの融合で、顧客にとってより魅力あるデジタルサービスを提供するとともに、顧客の様々なワークプレイスと日常生活を変革するイノベーティブな製品・ソリューションの開発を今後も進めていく考え。