DNPコミュニケーションデザイン(DCD)は8月4日、岩手県立大学と共同で、ロボットアームが人に代わってスマートフォン向けアプリケーションの稼働を24時間365日監視する「ロボットアーム型アプリ稼働監視サービス」を開発したと発表した。

ロボットアームを活用したスマホアプリ稼働監視の様子

 ロボットアーム型アプリ稼働監視サービスは、ロボットアームがアプリの利用画面やコンテンツの不具合などの異常の発生を早期に発見するもので、アプリを通してサービスの品質やブランドの低下を防止するとともに、企業の監視業務の負荷を軽減する。

 具体的には、アプリを支えるシステムが正常に稼働している状況で、アプリの画面やコンテンツ、提供サービスに不具合が発生した場合に、いち早くその障害を発見する。AI(人工知能)を活用してアプリの操作や手順を覚えさせることで、定期的にロボットアームがアプリを操作し、ロボットアームと連動して設置したカメラを通じて正常な動作が可能かどうかを確認する。不具合を発見した場合、企業の開発・運用保守の担当者に、メールで障害の発生を報告する。

 ロボットアームとスマートフォンを1台ずつセットで設置することで、監視サービスを稼働させることが可能で、特別な設備や人員は必要ない。また、アプリの操作や手順、不具合の判定基準など、稼働状況の監視に必要な情報をロボットアームにAIで学習させたうえで提供するため、最短で約2週間で導入できる。

 税別価格は、初期費が35万円から、運用費が月額5万円から。

 今後、DNPグループでは、長期間の連続稼働が求められるアプリやウェブサービスを提供する交通系やインフラ系の企業、金融関連企業、EC企業などに同サービスを提供していく。また、データセンターやコールセンターを運営する企業に対しても、OEMで同サービスなどを提供し、22年度までに関連サービスも含めて約1億円の売り上げを目指す。