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ZMP、自動運転用統合センサーユニットのコンセプトモデルを発表

2020/08/21 17:01

 ZMPは、自動運転に最適化したセンサーユニットのコンセプトモデルを「ZMP World 2020」(8月18日-28日開催)で発表する。

センサーユニットを搭載したRoboCar SUV

 自動運転に利用するセンサーは、カメラやLiDARなど様々な製品が販売されており、各社がそれぞれ必要なセンサーを複数組み合わせ、自動運転の研究開発などに利用している。しかし、センサー間のキャリブレーションの実施や必要なライブラリーの準備、また搭載するアルゴリズムの選定など、実際に利用するまでには様々な作業を行う必要がある。

 そこでZMPは、今まで積み重ねてきたセンシング・自動運転技術や様々なフィールドでの実証実験の実績を基に、キャリブレーション済みで必要なソフトウェア・モジュールがワンパッケージとなったセンサーユニットを開発した。

 このセンサーユニットを利用することで、精度の高い自己位置推定と、物体認識が可能となる。また、ワンパッケージとなっているため、準備期間を最小限にし検証や研究開発に専念することができる。さらに、顧客で検証したいセンサーやアルゴリズムを追加して検証することも可能となる。

 今回は、センサーユニットのコンセプトモデルとして、RoboVision3に加え、32レイヤーのLiDARとIMU、そしてGNSSを搭載している。ZMPでは、同センサーユニットをRoboCar SUVなどの車両に搭載し、現在フィールドでの検証を重ねており、21年に製品版の販売を予定している。

 なお、 8月24日-28日に開催予定の「ZMP World 2020デモウィーク」では、同センサーユニットを搭載した車両を展示する。
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外部リンク

ZMP=https://www.zmp.co.jp/

「自動運転用統合センサーユニット」=https://www.zmp.co.jp/products/sensor/ad-unit