ダンドリワークス(加賀爪宏介社長)は8月26日、集合住宅における予約管理システム「ITENE」をユアサクオビスと共同開発したと発表した。27日から管理会社や工事会社などに販売する。

 ダンドリワークスは建築業におけるクラウド型現場管理ツール「ダンドリワーク」を提供している。一方のユアサクオビスはユアサ商事のグループ会社で、住宅設備の販売や設置工事を主な事業とする。今回、ユアサクオビスが持つ工事管理オペレーションのノウハウとダンドリワークスが持つ開発スキルを組み合わせることでITENEは実現した。

 従来、集合住宅向けの修繕や清掃などで日程調整に費やす平均作業時間は50戸1物件当たり28時間に上るという。主に紙のアンケートで調整していたことから、回収率が低いうえ、希望日が集中することが多く、担当者と住民の間でトラブルが発生するケースもあった。人材不足が深刻な建築業界において従業員に大きな負荷を強いる要因となっているという。

 ITENEではクラウド上で予約情報をリアルタイムで管理できる。一般的な予約管理システムでは未予約の情報を管理できないことが多い一方で、ITENEでは初期設定で物件における各戸の情報を入力することで、未回答やキャンセルした住人の情報も管理できる。現在ユアサクオビスにて同サービスの検証を行っており、一回の回収率が9割に達したほか、50戸1物件当たりの平均作業時間を9.5時間まで削減することができたという。

 今後、ダンドリワークスとユアサクオビスは連携しながら販売、開発、サポートを続けていく。将来的には外部システムとのAPI連携を実装する予定だ。(銭 君毅)