クレオは、エンタープライズ給与クラウドサービス「ジームクラウド」を11月に販売を開始し、来年4月にサービス提供を開始する。 利便性の高い各種HR TechやBPO、労務管理、タレントマネジメントといった関連システムとの連携性を高めているほか、各社のカスタマイズ要件にも対応しているのが特徴で、同社ソリューションサービスカンパニーマーケティング統括部プロモーション部の平田恵輔・部長は「人事部門の新たな価値創造に貢献したい」と話している。

平田恵輔 部長

 ジームクラウドは、「つながる」をコンセプトに開発した。採用や育成など、他のクラウドベンダーの製品やサービスとAPI連携ができる。BPO連携で人事部門のリソース不足の解決を図ることが可能。社内システムとクラウド上の人事・給与システムのデータ連携をRPAで自動化し、ビジネスプロセスの最適化を実現することもできる。

 平田部長は「働き方改革やコロナ禍の影響で、企業の間でデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた機運は高まっており、人事領域でもそうした傾向がみられる」とする一方、「クラウド型給与計算システムの利用率は低く、クラウドシフトがDX推進のブレーキになっているケースは少なくない」と指摘する。

 さらに「DXを進めて新しい価値を生み出していかないと、企業として成り立っていかなくなったり、今の強みが1年後には通用しなくなったりする時代」と警鐘を鳴らし、「給与クラウドを起点に、将来のDXの潮流に対応できるような人事業務の仕組みを提供していきたい」と語る。

 同社は、当面は直販で導入を広げる方針で、APIエコノミーの拡大にも注力する。従業員500人から3000人規模の企業をターゲットに、「2025年の崖」に関連する需要の取り込みを進め、来年度は100本の販売を目指す。(齋藤秀平)