日立システムズは、「お客さまと共に考え、評価し、実現する」をコンセプトに、顧客のデジタル化の課題に向き合い、IT技術を活用することで、顧客の業務や経営の変革を支援する施設「DX Smart Lounge Osaka(DSL Osaka)」を大阪府大阪市にオープンした。

フロアイメージ

 DSL Osakaは、顧客とのオープンイノベーションの場として、顧客との対話を通じて、変革のビジョンを語り合い、課題を考え、豊富な経験やノウハウを事例とともに提供し、顧客との協創により変革を実現することを目的としたもの。これまで日立システムズが培ってきたITの技術力と、現場のプロフェッショナルである顧客の知見を掛け合わせることで、新たな価値を創造し、顧客の変革のビジョンを実現する。

 具体的には、現場業務のデジタル化とデータ利活用に役立つ、工場設備からのデータ収集や手書き書類の自動認識といったツールを活用した、現場データと基幹システム(ERP)との連携ソリューションを展示している。また、技術継承や業務効率改善のための組立ナビゲーションシステムや3Dトレーニングサービスなど、実際の動作を体験できるデモ環境も用意しており、変革のビジョン実現に向けたイメージを顧客により明確に抱いてもらえるようにしている。

 さらに、変革のビジョン実現を裏付けるスキルの習得を目的に、日立システムズグループのエンジニアへの様々な実践的な教育・訓練による人財育成の場も併設。日立システムズグループのエンジニアに対して実施しているデジタル人材の育成について公開することで、顧客への安心感と期待感の醸成に取り組んでいる。

 具体的には、生産ラインの保全技術習得のために開発されたミニチュアラインをはじめ、実際の製造現場に近い作業環境や実機による実践的な教育・訓練を通じて、現場データの利活用や設備故障の予兆管理など、関西や東海地区の製造現場を中心に活躍する社内のデジタル人材の育成を図る。15年に東京に開設した技能開発訓練施設「Technical Skills Development Center(TDC)」と教育コンテンツを連携することで、品質向上のための技術教育に加え、新事業分野での卓越したスキルと資格をもつエンジニアの育成に注力する。

 今後、日立システムズでは、DSL Osakaでの活動を通じて、現在顧客の置かれている個々の状況に合わせたデジタル化を支援する。さらに、デジタル化の先にあるデータ利活用も見据え、日立の先進的なデジタル技術を活用したLumadaソリューションや海外の日立グループの拠点などとも連携しながら、顧客のDX推進を支援していく。