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QNAP NASのデータ復旧サービスとデータ消去サービス、フォースメディアが提供

2020/12/04 15:47

 QNAP正規代理店のフォースメディアは、QNAP NAS製品の故障などによりデータの取り出しができなくなってしまったときのための「データ復旧サービス」と、故障や老朽化などで不要になったHDDやSSDを安全に処分するための「データ消去サービス」の提供を開始した。保守サービスの窓口であるカスタマーセンターから申し込む(電話またはウェブ)ことができ、修理からデータ復旧/データ消去までのサービスをワンストップで提供する。

 データ復旧サービスは、受付窓口であるカスタマーセンターで専門の技術者が対応するため、症状の診断から見積もりまでをその場で回答する。復旧したデータは、USB外付けタイプのHDDに収めて納品する。また、オンサイトでの機器の取り外し・設置に対応。作業員が訪問して、対象機器の取外し作業や、作業完了後の設置作業を行う。

 復旧作業中も継続してNAS製品を活用したいとい顧客のために、代替機器の貸し出しも行っている。預かった製品は不具合のあるHDDを交換し、RAIDをイニシャライズしたうえで戻すため、すぐに使用できる。

 データ消去サービスは、様々な消去方式に対応しており、社内規定などにより複数回の上書きが必要な場合でも、希望の方式で作業することが可能。また、低コスト・短期間で確実なデータ消去が可能なNIST方式による1回上書きにも対応している。NAS自体をデータ消去装置にして消去作業を行うため、PCを借りることもなく、複数台のHDDを同時並行で消去でき、短時間で消去作業を終えることができる。さらに、上書き方式によるデータ消去に加え、米国家安全保障局NSA推奨の物理破壊や機器の廃棄処分にも対応している。

 データ消去作業は、機器を預かったうえで、専門の環境内で行うが、社外に持ち出すことができないといったケースに対応するため、顧客環境に訪問して作業を行うことも可能。作業後には、データ消去レポート、物理破壊証明書(オプション)、廃棄証明書(オプション)を提出する。

 税別価格は、データ復旧サービス(4ドライブまで)が軽度障害25万円、中度障害35万円、重度障害45万円、追加1ドライブあたり9万円、納品データ媒体(HDD)は4万5000円から。データ消去サービスは、預かり消去が基本費用(依頼1回)5000円、出張消去が基本費用(作業員1人1日)3万5000円+旅費交通費、ソフトウェア消去がHDD1台3800円、物理破壊がHDD1台3800円、廃棄がHDD1台500円。
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外部リンク

フォースメディア=https://www.forcemedia.co.jp/