ネットワールドは12月14日、ハーゲンダッツジャパンのITインフラの刷新プロジェクトで、ネットワールドが提供する日本ヒューレット・パッカード製ハイパーコンバージド・インフラストラクチャー(HCI)「HPE SimpliVity 380 Gen10(SimpliVity)」が採用され、本格稼働を開始したと発表した。

システム構成図

 プレミアムアイスクリームなどの製造・販売を行うハーゲンダッツジャパンは、先進ITの活用を積極的に行っており、13年にVDIを全社導入。その後、パフォーマンス向上のために18年にVDI基盤を刷新し、ユーザープロファイル領域やフォルダリダイレクト領域を別のNAS製品に移し替えたものの、いくつかの課題を抱えていた。具体的には、ファイルサーバー容量が限界に近づきつつあったことに加え、バックアップにも長い時間を要していたほか、万一の事態に備えてバックアップデータを遠隔地に転送していたが、復旧に長い時間がかかることが懸念されていた。

 そこで今回、ITインフラが抱えるこれら様々な課題をトータルに解消するためにSimpliVityの導入を決定し、社内で稼働する他の業務サーバーをSimpliVityにまとめてシンプル化し、コスト削減を図ることにした。

 SimpliVityの導入により、VDIの安定性・信頼性の改善に成功し、インライン圧縮・重複排除機能によって、バックアップデータの容量を約99.3%削減した。BCP対策として、以前は日次バックアップで前日のデータに戻すことしかできなかったが、導入後は30分ごとにバックアップを取得して1時間に1回災害対策サイトへ遠隔転送している。また、SimpliVityのフェールオーバー自動化ツールにより、災害時の業務復旧時間も従来の約3時間から約30分へと大幅に短縮している。

 なお、システムの提案・導入は、ネットワールドのパートナーであるネットブレインズが担当し、ネットワールドの充実したサポートが高く評価された。ハーゲンダッツジャパンでは、今回の成果を踏まえて、サプライチェーン・マネジメント系のシステムへのSimpliVity採用も決定している。