アイキューブドシステムズは10月29日、同社のMDM(モバイル端末管理)ソリューション「CLOMO MDM」の導入ユーザー向けイベント「CLOMOユーザーミーティング」を開催した。今回で第4回目となるイベントで、今年はオンラインでの実施となった。

佐々木 勉 社長

 導入ユーザーとしてはイトーピアホーム、みんなのタクシー、中村学園三陽中学高等学校が紹介され、各者の責任者やMDM担当者が企業や学校における端末管理の課題と、CLOMO MDMの活用法を紹介した。中でも大規模な事例が、タクシー配車アプリ「S.RIDE」を運営するみんなのタクシーで、東京・名古屋を中心とするタクシー車両に搭載されている約5000台の乗務員タブレットにCLOMO MDMを展開している。

 みんなのタクシーは複数のタクシー事業者に配車システムを提供しているが、提供先の事業者ごとに業務内容や管理の方法に違いがあるため、タブレットの使い方も少しずつ異なってくる。そこで、タブレットのIMEI(携帯端末ごとに割り当てられる固有番号)やSIMカードなどの情報をキーとして使い、どの事業者にどのタブレットを配布したのかを一元的に管理。事業者ごとにアプリやアップデートを自動的に配布する仕組みとすることで、ミスの低減と作業の省力化を図った。

 アイキューブドシステムズからは製品開発運用本部の原口琢磨氏が登壇し、今年実施した機能拡張と今後の開発方針を説明した。新型コロナウイルスの影響に関しては、Bluetoothの使用は抑制したいが、厚生労働省の接触確認アプリ「COCOA」は使いたいというユーザー向けに、Android版の製品でCOCOAにだけBluetooth使用を許可する機能を搭載するといった対応を行ったという。今後はIT管理者の負担をさらに軽減するため、モバイル端末導入・運用作業の自動化をさらに進めると共に、リモートワークで需要の高まったBYOD関連機能を拡充することで、新しい働き方への対応を図っていく。

 イベントの最後に同社の佐々木勉社長は「大きな変化が続くと予想されるが、この変化に適応するだけでなく、より良い未来を見いだしていく機会にしたい」とコメント。製品を通じて、より働きやすく安全な環境を提供していく考えを強調した。(日高 彰)