コダック アラリス ジャパンは6月10日、オンラインで今年度の事業戦略説明会を開いた。酒匂潔社長は、コロナ禍を受けたデジタル化の加速などビジネスモデルの変化を背景に、AI-OCRをはじめとするスキャナーを使ったソリューションの重要性がさらに高まるとの認識を示し、「顧客が進めるデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に後押ししたい」と強調。外部パートナー企業との連携で幅広いビジネスソリューションを提供できる体制を整え、ユーザー企業のDX支援に注力する姿勢をアピールした。

コダック アラリス ジャパンの酒匂潔社長

 DX支援の核となるのは、コダック アラリスが提唱する「INfuseスマート コネクテッド スキャニング ソリューション」というコンセプトだ。同ソリューションの入力デバイスとなるINfuse AXスキャナーや画像処理技術とパートナー企業のアプリケーションを組み合わせ、ユーザー企業の課題解決を図る。

 スキャナーから読み取った文書などをクラウドで保存し、パートナー企業の多種多様なアプリケーションで利用できるようにすることで、情報の電子化から保存、活用までのプロセスがワンストップで実行可能となり、事務負担の軽減につなげる。請求や支払い、人事などのバックオフィス業務や物流管理など、幅広い分野での利用が想定され、説明会では医療系の電子文書を共有・管理するアプリケーションとの連携事例が報告された。コダック アラリスは連携先となるパートナー企業を増やし、同ソリューションの普及に努める方針だ。
 
 スキャナー商品全体のラインアップ拡充も進めており、2020年11月に投入した「S2085f」と「S3000シリーズ」を紹介した。これらのスキャナーはネットワークに接続するだけで、PCにつながなくても書類などのスキャンやクラウドへの保存を可能とする。さらに、コダック アラリス独自の画像処理技術によって、より鮮明に文書を読み取れるため、OCRに最適なイメージを出力できるという。