マネーフォワードは8月27日、SaaS管理支援事業への進出を発表した。同事業を手掛ける新会社のマネーフォワードiが、すでにSaaS管理サービス「マネーフォワード IT管理クラウド」のβ版を提供している。年内の正式リリースを目指す。マネーフォワードの辻庸介社長CEOは「これまで法人市場ではバックオフィス向けSaaSが順調に成長してきたが、新事業はSaaSの利用拡大を踏まえてその管理を支援する『情シス as a Service』と言える製品を提供していく」とコメント。新たな成長事業として早期のビジネス拡大を見込む。
 
マネーフォワードの辻庸介社長(右)と新会社であるマネーフォワードiの今井義人社長

 IT管理クラウドは企業のSaaS導入からID発行、削除まで、ライフサイクル全体を一元管理するサービス。β版では、ユーザー企業が導入している複数のSaaSの一元管理やSaaSごとのID発行状況の可視化、従業員ごとのID発行・利用状況の一覧化、退職者や外部パートナーのSaaSアカウントの自動検出といった機能を提供している。随時機能拡充を進める予定で、シャドーITの検出や入退社時のID発行・削除の管理、SaaSごとのコスト可視化やコスト削減提案、ID削除が必要なケースのアラート機能などを追加する計画。

 β版は67製品のSaaSと連携可能で、正式版リリース時には連携対象サービスを100以上に引き上げたい考え。バックオフィス向けSaaSなどで培ったコア技術であるアカウントアグリゲーションを活用し、「多くの外部サービスとセキュアに連携できることを競合製品に対する強みとしてアピールしていく」(辻社長)意向だ。