ソニーネットワークコミュニケーションズ(ソニーネット)は、機械学習を用いた予測分析ツール「Prediction One(プレディクション ワン)」で予測API機能の追加と組織単位や全社一括導入を実現する二つの上位プラン「アドバンスプラン」「エンタープライズプラン」の提供を9月15日に開始した。

「Prediction One」画面イメージ

 Prediction Oneは、機械学習やプログラミングなどの専門知識がなくても数クリックの簡単な操作で予測分析が実現できるツール。従来、データサイエンティストなど一部の専門職に限られていたAIによる予測分析を、一般ユーザーのパソコンからシンプルで直感的なインターフェースを通じて簡単に利用できる。

 同ツールは、ソニーのR&Dセンターが開発し、ソニーグループ内のさまざまな事業組織での活用で機能の改良を重ね、19年6月にデスクトップアプリケーション型のソフトウェアとしてPrediction Oneの名称で提供を開始した。無料期間を経て昨年8月にライセンス販売、今年5月にクラウド版のサービスを開始している。申込企業数は、現時点までに累計で2万1000社を超え、その手軽さから、マーケティングや営業、生産管理、顧客サポート、製品開発など、さまざまな分野で利用が進んでいる。

 今回、こうした“事業の現場”でAI活用を進めるビジネスパーソンや情報システム担当者などから、日常利用している既存のシステムや業務プロセスにPrediction Oneの機能を組み込みたいという声があり、予測API機能を実装することとなった。また、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進によるAIの組織導入の需要に応え、上位2プランを用意した。

 予測API機能では、Prediction Oneで作成した予測機能を予測APIを介して外部アプリケーションから簡単に呼び出すことができる。自社アプリケーションや自社業務システムに予測機能を組み込むことで、AIの活用の幅を大きく広げることができる。また、作成したAPIの運用をサポートする機能も搭載。APIの利用状況の確認機能、誤操作防止のための保護機能などによって、運用の利便性を向上している。

 予測API機能の利用は、上位のアドバンスプランとエンタープライズプランが対象となる。アドバンスプランは学習の計算時間が月間300時間、モデル数上限が300モデル、データ保存容量が100GB、アカウント数は5アカウントに対応している。

 価格は、予測API機能が1モデルで年額21万7800円、アドバンスプランが年額132万円。エンタープライズプランは問い合わせ対応としている。