A10ネットワークス(A10)はオンラインイベント「A10 CONNECT 2021」を開催した。日本法人代表の川口亨社長は好調に顧客獲得が進んでいることを受け「年々、マーケットの当社に対する評価が上がっている」と語った。昨年に続き、5G、マルチクラウド、セキュリティを注力分野とする方針も発表した。
オープニングキーノートでは、川口社長がグローバルと日本法人の業績を説明した。それによると、グローバルの今年度第2四半期(4~6月)売上高が前年同期比で12.8%増、営業利益が36.2%増と好調に推移していることや、顧客数が8000社以上になるなど、新型コロナ禍でも順調に成長しているという。
川口亨 社長
国内のビジネスについて川口社長は「20年度は270社以上の新規顧客を獲得、顧客数も1700社以上になった。日本法人の売上高は非公開だが、グローバルの総売上高の25~30%を占めている」と述べた。最近の傾向として、公共や教育での利用が増加しているとした。
注力分野については「5Gを代表とする高速大容量の通信環境の中で、異なるクラウド上で提供されるさまざまなサービスを安心安全に提供する環境づくりが当社の使命だ。そのための製品が実現できている」とし、今後も機能拡充・機能向上を加速させる考えを示した。
また、パートナーやユーザーへのサポート体制の強化も進める。無料ハンズオンセミナーやラボ環境の提供、認定制度などを充実させる方針で「これらを全て日本語で提供しているのが当社の強みだ」(川口社長)とした。
イベントでは今後の製品戦略についても解説した。「ハイブリッドクラウド&ソフトウェア」「加入者数増加&5G」「第5世代ハードウェア」「DDoSスクラビングセンター構築支援」の四つを戦略的注力分野に位置づけ、新製品や新機能の提供を予定しているという。(岩田晃久)