TISがロボットによるデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを加速している。1月25日に豊洲オフィスで開いた事業説明会では、企業のDX包括支援サービス「DX on RoboticBase」の提供を発表し、自動移動ロボットによる人手不足解消などを後押しする方針を示した。コロナ禍に伴う非接触環境構築の需要でロボティクス事業は注目されており、ロボット関連ビジネスで売上高100億円を目指す。
DX on RoboticBaseは、主に「マルチロボットプラットフォーム」(RoboticBase)と「マルチロボットインテグレーション」「マルチロボットコンサルティング」の三つで構成される。これらが連動することで運搬や清掃、案内、警備など種類の異なるサービスロボット、センサーやカメラ、サイネージなどのIoTデバイスを統合管理でき、施設管理や企業システム、外部データとの連携などを可能にする。
同社のロボットによるDXの取り組みは構想や実証段階にあったが、自社や顧客にDX on RoboticBaseを提供できる環境が整ったことで、2022年度は実運用の段階へ移行する。東京・中央区で8月に竣工予定の大型複合ビル「東京ミッドタウン八重洲」でDX on RoboticBaseを提供する予定で、荷物の運搬や清掃での活用を見込む。
説明会では、DX on RoboticBaseと連動した自動移動ロボットが、豊洲オフィスの受付や誘導、飲料配送業務といった来客対応を代行する実演が行われた。23階にある受付案内サービスでは、数機種のロボットと同社のマルチロボットプラットフォームが連携して案内や誘導業務などを代替した。29階のレストランエリアでも配膳ロボットが稼働し、配膳カウンターから利用者のもとへ注文品を運搬。空いた飲料物などをロボットが下膳カウンターまで運ぶ流れも披露した。
豊洲オフィスでは、清掃や運搬、案内、警備など人手不足が進む業務について、人とロボットが役割分担をすることで業務効率化やコスト削減を図る考え。DX on RoboticBaseで同社が関連するビル内のロボットを管理し、エレベータや自動ドアなどのビル設備とロボットの連動で、自動移動ロボットが活動しやすい環境構築を進める。
TISがロボットによるデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを加速している。1月25日に豊洲オフィスで開いた事業説明会では、企業のDX包括支援サービス「DX on RoboticBase」の提供を発表し、自動移動ロボットによる人手不足解消などを後押しする方針を示した。コロナ禍に伴う非接触環境構築の需要でロボティクス事業は注目されており、ロボット関連ビジネスで売上高100億円を目指す。
DX on RoboticBaseは、主に「マルチロボットプラットフォーム」(RoboticBase)と「マルチロボットインテグレーション」「マルチロボットコンサルティング」の三つで構成される。これらが連動することで運搬や清掃、案内、警備など種類の異なるサービスロボット、センサーやカメラ、サイネージなどのIoTデバイスを統合管理でき、施設管理や企業システム、外部データとの連携などを可能にする。
同社のロボットによるDXの取り組みは構想や実証段階にあったが、自社や顧客にDX on RoboticBaseを提供できる環境が整ったことで、2022年度は実運用の段階へ移行する。東京・中央区で8月に竣工予定の大型複合ビル「東京ミッドタウン八重洲」でDX on RoboticBaseを提供する予定で、荷物の運搬や清掃での活用を見込む。