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サイトコア、「Sitecore XM Cloud」の販売を開始 SaaSでスケーラビリティの確保が容易に
2022/12/01 16:00
週刊BCN 2022年12月05日vol.1948掲載
サイトコアは11月24日、同月から販売している「Sitecore XM Cloud」に関する記者説明会を開催した。Sitecore XM Cloudは、SaaSで提供するクラウドネイティブのCMSソリューションで、ローカルで提供している「Sitecore Experience Manager」の機能をサーバーレス環境で利用することができる。スケーラビリティの確保が容易になるほか、システムの更新や新機能の追加がしやすいというメリットもある。
プリセールスグループの原水真一・マネージャーは「デベロッパーが使いやすくなるだけでなく、運用コストを削減できるのも強み。ライセンス料は高く見えるかもしれないが、インフラ費用も考えると、十分に競争できる価格が設定されている。SaaSであればトラフィックに合わせてインフラを強化するといった使い方もできるので、無駄のない運用が可能だ」と語った。
昨今のCMS市場では、コンテンツ表示機能を持たずにAPI連携によってマルチチャネル化を実現する「ヘッドレス」がトレンドとなっている。原水マネージャーは「2018年頃からヘッドレスに関するモジュールを提供しており、海外で数多くの実績を作ってきている」と強調。新製品のSitecore XM Cloudに関しても「ヘッドレスが最大のキーワードになる」とした。
業界全体でヘッドレスCMSの流れは加速しているが、原水マネージャーはサービスを選定する際のポイントとして「GraphQLを利用できるか」「SaaSで提供されているか」「Jamstackに対応したSDKを提供しているか」を挙げた。
「GraphQLを使えば少ないリクエストで複数のリソースから必要な情報が取得可能になるので、スマホアプリやキオスク端末で活用しやすくなる。SaaSとして提供されていれば、バージョンアップが自動で行われるので、ユーザーのコストやリソースの削減につながる。Jamstackに対応したSDKが揃っていれば、Next.jsやReactなどのJavaScriptでコンテンツを簡単に実装することができる」。Sitecore XM Cloudはこうしたポイントを押さえつつ、「見たまま編集」のようなHTMLスキルのないユーザーでも操作しやすい機能を盛り込むことで他社と差別化できると話した。
(大蔵大輔)
サイトコアは11月24日、同月から販売している「Sitecore XM Cloud」に関する記者説明会を開催した。Sitecore XM Cloudは、SaaSで提供するクラウドネイティブのCMSソリューションで、ローカルで提供している「Sitecore Experience Manager」の機能をサーバーレス環境で利用することができる。スケーラビリティの確保が容易になるほか、システムの更新や新機能の追加がしやすいというメリットもある。
プリセールスグループの原水真一・マネージャーは「デベロッパーが使いやすくなるだけでなく、運用コストを削減できるのも強み。ライセンス料は高く見えるかもしれないが、インフラ費用も考えると、十分に競争できる価格が設定されている。SaaSであればトラフィックに合わせてインフラを強化するといった使い方もできるので、無駄のない運用が可能だ」と語った。
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