ニュース

クオリティア、日野市が「Active!vault」と「Active!mail」を導入

2023/01/13 15:28

 クオリティアは、東京都日野市にメールアーカイブ製品「Active!vault」とウェブメール製品「Active!mail」を提供した。

 東京都のほぼ中心部に位置し、多摩川と浅川の清流に恵まれ、昔から交通の要衝として発展してきた日野市。「新選組のふるさと」としても有名な同市には、約18万7000の市民が暮らし、市政運営を担う日野市役所には、約1400人の職員が働いている。同市の企画部に所属する情報政策課では、電子自治体の推進をはじめとして、情報システムの施策や調整、電子計算組織の運営、さらには情報セキュリティ対策の管理運営を担っている。

 情報政策課では、2015年からメールの利便性を向上するためにActive!mailを導入し、22年にはメール無害化によって無害化される前の原本メールを保管し検索するために、Active!vaultを採用した。

 Active!vaultとActive!mailの採用にあたり、日野市は「LGWAN内でActive!mail を利用しメールの利便性を向上」「Active!mailでは無害化されたメールのみを閲覧」「Active!vaultで無害化前のメールを保管し検索性を向上」「情報政策課が必要に応じアーカイブメールを検索」「高いセキュリティと検索性、運用管理の簡素化を実現」といった点を主に評価している。

 Active!vaultは、組織ごとの内部統制ポリシーに対応したメール情報管理体制を実現できる、シンプル&セキュアなメールアーカイブ。メールアーカイブに求められる機能である「アーカイブ」「検索」「セキュリティ」を集中強化して開発され、豊富なポリシーやグループ設定などで必要なメールだけを保存することが可能。経営情報や財務情報を取り扱う特定の部門、顧客の個人情報を取り扱う部門、IPOプロジェクトメンバーなど特定の部門やグループのみを登録してアーカイブ対象とするなど、実際の業務に則した運用を可能にする。また、高いセキュリティや個人のプライバシーを確保する設計がされている。

 Active!mailは、国立・私立大学をはじめ地方自治体、国立研究機関や独立行政法人、民間企業まで幅広く採用され、累計2250法人・1300万アカウント以上の導入実績をもつウェブメールパッケージ。さまざまなUNIXサーバーに対応し、4カ国語のインターフェースや多言語の同時表示、スマートフォンへの対応など、既存のクライアント型メールシステムと同等以上の操作性を備えながらウェブブラウザーのみでメールの送受信が可能。こうした手軽さや標準で迷惑メール対策機能をもち、SSL暗号化などのセキュリティ対策も施された高機能が支持されている。

 さらに、18年にリリースされた「添付ファイル画像化オプション」は、添付ファイルの中身を画像化して表示/確認することで標的型メール攻撃から身を守るとともに、添付ファイル画像化オプションに付帯されているメールの経由国を国旗で表示する「経路国表示」では怪しいメールを誰でも一目で判別できる。Active!mailはウェブメールだけでなく標的型メール攻撃対策としても有効なソリューションとなっている。
  • 1

関連記事

46%が対策を導入、クオリティアの「メールセキュリティに関する調査」

クオリティア、アスクルの「ビズらく」に「Active!gate SS」の提供を開始

クオリティア、レバレジーズがActive!gate SSの「TLS確認機能」を導入

外部リンク

クオリティア=https://www.qualitia.com/jp/

「Active!vault」=https://www.qualitia.com/jp/product/av/

「Active!mail」=https://www.qualitia.com/jp/product/am/