ニュース

NTTが独自開発の大規模言語モデルを発表、軽量で高い性能を発揮

2023/11/09 16:00

週刊BCN 2023年11月13日vol.1992掲載

 NTTは11月1日、独自の大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi」を開発したと発表した。2024年3月から提供を開始する。パラメーターのサイズを抑えた6億の超軽量版と、70億の軽量版で提供するのが特徴。軽量化により、LLMの活用において課題となる学習コストを抑えつつ、高い性能を発揮できるという。島田明社長は「2027年までに1000億円以上の売り上げを目指す」と意欲を示した。
(大畑直悠)
 
島田明社長(左)と木下真吾執行役員

 執行役員の木下真吾・研究企画部門長はtsuzumiの開発について、「なんでも知っている巨大なLLMではなく、専門知識を持った小さなLLMの集合知により課題を解決する」と話した。軽量で提供するメリットとしては、学習コストを抑制できると説明。米OpenAI(オープンエーアイ)の「GPT-3」と同規模のパラメーターサイズを持つLLMに対し、学習コストを超軽量版と軽量版で、それぞれ約300分の1、約25分の1に抑制できるとした。

続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。

(登録無料:所要時間1分程度)

新規会員登録はこちら(登録無料)

会員特典

詳しく見る
  1. 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
  2. メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
  3. イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
    SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。
  4. 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!
  • 1

関連記事

NTTコミュニケーションズ、統合ソリューションを軸に課題解決へ 「ドコモビジネス」の方針を説明

NTTデータグループ、TDCソフトを「コアビジネスパートナー」に認定

地域、業種、技術の3軸でビジネスを推進 NTTデータ 代表取締役社長 佐々木 裕

外部リンク

NTT=https://group.ntt/jp/