Mosaic AI Trainingは、企業固有のデータを基に独自のLLMを作成する際のトレーニングを効率化できるソリューションで、▽学習の失敗に自動で対処する耐障害性▽数千個のGPUで分散学習できるーなどの特徴を持つ。クラウドベンダーのGPUを利用する場合と比べて、GPUを柔軟に予約できるため、効率よくGPUを活用できるほか、コストの最適化やトレーニング時間が短縮できるなどのメリットがあるという。
今後は、Mosaic AI Trainingの提供に加えて、データ・インテリジェンス・プラットフォームのさらなる導入拡大を目指す。笹俊文社長は、「(Mosaic AI Trainingによって)独自のLLMをつくるところから使っていただける。生成AIだけでなく、従来型の予測型AIを含めて、データとAIを一つのプラットフォームで実現できるのが大きな強みで差別化になる」と語った。
(大向琴音)
データブリックス・ジャパンは5月22日、国内事業の状況と今後の展開について解説した。新規顧客数が増加し、事業は好調に推移していると説明。さらなる成長に向けて、6月1日に提供する「Mosaic AI Training」を通じて企業の独自の大規模言語モデル(LLM)構築を支援する方針を示した。