同社は2022年に米Linode(リノード)を買収し、クラウドコンピューティング事業を開始した。ダン・ローレンス・Vice President Global Sales Cloudは「事業は順調に成長しており、グローバルで600社以上のエンタープライズ企業でサービスが利用されている」と説明。特にゲームやメディアといった業種での利用が多いという。国内も同様で「エコシステムが構築できているため、顧客獲得が進んでいる。さらにサービスを成熟させてほかの業界への提案を進めたい」と展望した。
DCの増強も進めている。現在はグローバルで36のDCを展開しており、二つの種類がある。一つは、コンピューティングに加えて、ストレージやデータベースなどをフルスタックで提供する「Core Computing Regions」で、もう一つはコンピューティングとネットワークといった一部機能を提供する「Distributed Locations」だ。ショーン・マイケルズ・Vice President Product Management Cloudは「このような分散クラウドが当社の特徴であり、競合との差別化ポイントになっている」と語った。
新サービスについても説明した。アプリケーション開発用には、OSS(オープンソースソフトウェア)を集約し、ユーザーが必要なOSSを選択できる「Akamai Application Platform」の提供を予定する。このほか、米Aiven(アイヴェン)と共同で開発したマネージドデータベース「Managed Databases powered by Aiven」なども販売するとした。
(岩田晃久)
同社は2022年に米Linode(リノード)を買収し、クラウドコンピューティング事業を開始した。ダン・ローレンス・Vice President Global Sales Cloudは「事業は順調に成長しており、グローバルで600社以上のエンタープライズ企業でサービスが利用されている」と説明。特にゲームやメディアといった業種での利用が多いという。国内も同様で「エコシステムが構築できているため、顧客獲得が進んでいる。さらにサービスを成熟させてほかの業界への提案を進めたい」と展望した。