OutSystemsジャパンは3月12日、説明会を開催し、新製品の「OutSystems Mentor」について説明した。AIを活用してソフトウェアの開発サイクルを自動化する製品で、ユーザーの作業時間の削減や業務の効率化を推進する姿勢だ。
OutSystems Mentorはアプリ生成や修正・変更、検証などを実行でき、「App Generator」「App Editor」「Code Assist」「Code Quality」「AI Agent Builder」といった機能を備えている。
具体的には、App Generatorは、自然言語や要件定義書ファイルなどで生成AIに指示を与えることによって、数分でアプリをつくることができる。この時、データモデルやビジネスロジック、UIなどを備え、実際に動くアプリとなっているのが特徴だという。また、App EditorではAIの提案を受けながら、アプリの修正や変更ができる。
Code Assistは、AIによるコードアシスト機能で、開発ツール上で開発者が次に何をすべきかについて提案してくれる。Code Qualityに関しては、AIがコードレビューをしてくれる機能となっており、パフォーマンスやセキュリティー、アーキテクチャー、保守性についての問題点の報告のほか、修正案の提示、開発ツールとの連携によって素早い修正などが可能だ。
AI Agent Builderは、大規模言語モデル(LLM)やRAG、自然言語を用いてAIエージェントの作成やテストができ、作成したAIエージェントはアプリで利用できる。AIやAPIに関する専門知識がなくても活用できるのが特徴だ。
廣瀬 晃 部長
ソリューションアーキテクトの廣瀬晃・部長はOutSystems Mentorについて、「人間と生成AIが共同作業をして、よりよいサービスをつくることを支援するサービス」と説明した。
(大向琴音)