鈴与シンワートは5月21日、道東方面で貨物輸送業務をメイン事業とし、貸切バスやホテル業、自動車整備業など展開する、たいせつが運転前アルコールチェック＆検温クラウドサービス「あさレポ」を導入したことを発表した。

　たいせつでは、2024年4月1日に施行された「旅客自動車運送事業運輸規則一部改正」に対応するため、デジタコの発注や対面点呼動画撮影用の監視カメラ設置などを実施。ビデオ点呼録画の対応について、法改正当初はスマホのビデオ通話を録画して管理者に送るなどの対応をしていたが、録画を忘れたり、電波がなくて対応できなかったりなどに不便さを感じていた。ビデオ点呼システムの導入が急務となり、いくつかのサービスを検討し、数社から見積もりを取ったが、初期費用だけでも導入を断念せざるを得ない金額だった。こうしたなかでインターネット検索をしていたところ、「あさレポ」に出会ったという。

　採用理由としては、「初期費用がかからず、月額費用もリーズナブルであること」「アルコール検知器やアプリの操作がわかりやすいこと」「営業担当者の対応が迅速かつ親身だったこと」「月額プランと従量課金プランが選択でき、無駄な経費がかからないこと」「クラウドサーバーでデータの保管と管理ができること」を挙げている。

　「あさレポ」を導入したことにより、ビデオ点呼のデータやアルコールチェックの結果がクラウドサーバー上に自動で記録されるため、簡単に一元管理することができるようになった。ドライバーも直感的な操作でわかりやすいようで、1～2回使用すると慣れて問題なく使用できるようになっているという。