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AI insideとYOUTRUST、AIとの「協働」で開発に変化 両社の実例を発信
2025/06/12 09:00
週刊BCN 2025年06月09日vol.2062掲載
AI insideとYOUTRUSTは5月30日、システム開発において人とAIが共に働く「協働開発」をテーマにした報道向け説明会を開き、AIがもたらす開発現場の変化について、実例を交えて発信した。
AI insideは米Cognition AI(コグニションエーアイ)の開発AIエージェント「Devin」を導入し、生産性の向上につなげている。井上拓真・執行役員CTOは「一つの命令で、数千行のコード、数十のファイルを一度でつくり出せる。自律性が高く複雑なことができる点が特徴」と話した。
同社の基幹サービスである「DX Suite」の開発では、Devinによる機能追加やバグ修正などに関するプルリクエスト(プログラム修正の内容を他の開発者に通知する行為)の数が全体の50%を占めているという。人間がつくった機能の修正に関しては、20%がDevinによって実行され、本番環境で提供されているコードは15%がDevinが手掛けているとする。
Devinを取り入れたことで、一つの機能における平均開発期間は従来の2日からおよそ0.6日まで短縮。人間は上流工程や品質向上の業務に集中できるようになりつつある。組織文化の面でも、暗黙知が減少し、多くの人が客観的に理解できるかたちで情報の共有が進むといったメリットが生まれている。
YOUTRUSTもDevinなどのAIツールを開発に取り入れている。須藤涼介・技術開発室SRE・エンジニアリングマネージャーは、エンジニアの生産性が高まっただけでなく、プロダクトマネージャーら非エンジニアの業務効率化にもつながっているとした。
AI活用は競争力と成長力の源泉であるとの見方を示し、技術進化に適応し、学び続けるカルチャーが競合優位性につながるとした上で「AIは手段であり、最終ゴールはプロダクト価値の最大化と強い組織づくりだ」と話した。
(藤岡 堯)
AI insideとYOUTRUSTは5月30日、システム開発において人とAIが共に働く「協働開発」をテーマにした報道向け説明会を開き、AIがもたらす開発現場の変化について、実例を交えて発信した。
AI insideは米Cognition AI(コグニションエーアイ)の開発AIエージェント「Devin」を導入し、生産性の向上につなげている。井上拓真・執行役員CTOは「一つの命令で、数千行のコード、数十のファイルを一度でつくり出せる。自律性が高く複雑なことができる点が特徴」と話した。
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