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Sansan、調整後営業利益率が通期で過去最高 「Sansan」「Bill One」の好調続く
2025/07/24 09:00
週刊BCN 2025年07月21日vol.2068掲載
Sansanは7月14日、2025年5月期の通期連結決算を発表し、売上高は前期比27.5%増の432億200万円、全体のARRは25.0%増の415億9100万円と堅調に伸びた。名刺情報による営業DXサービス「Sansan」や経理支援の「Bill One」が引き続き好調だった。売上総利益率や販管費率の改善により、調整後営業利益は108.0%増の35億5500万円となり、調整後営業利益率は8.2%で通期において過去最高を記録した。
Sansan/Bill One事業の売上高は26.2%増の377億8500万円。Sansanは営業体制強化の効果により、ストック売上高、契約件数なども着実に伸ばしている。Bill Oneは売上高が58.7%増の97億9000万円と高成長が続く。収益面では、データ化オペレーションの改善により利益率が向上した。24年6月に提供を開始した「Bill One経費」は、直近半年で毎月30~50件の新規契約を獲得。今後は請求書受領、経費、債権管理の機能のワンパッケージ販売も予定する。
Eight事業は売上高が42.4%増の大幅増収となり、調整後営業利益で通期黒字化を達成した。
中長期的な成長に向けては、生成AI関連機能の強化を進める。26年3月期の下期をめどにSansanでMCP(Model Context Protocol)サーバーを提供し、Sansan内のデータを外部の生成AIサービスで活用できるようにする。
SansanやBill Oneなどのプロダクト内にあるデータと、顧客の自社システムや他社サービス内のデータを連携させ、生成AIで市場分析や販売拡大につながる提案ストーリーの作成などを可能とするソリューション「Sansan BI」の訴求にも取り組む。
Bill Oneでは請求書の明細情報と発注情報の照合をAIで自動化するサービスを今期中にローンチし、契約書管理サービス「Contract One」でも既存のAI機能の拡充を推進する方針だ。
(藤岡 堯)
Sansanは7月14日、2025年5月期の通期連結決算を発表し、売上高は前期比27.5%増の432億200万円、全体のARRは25.0%増の415億9100万円と堅調に伸びた。名刺情報による営業DXサービス「Sansan」や経理支援の「Bill One」が引き続き好調だった。売上総利益率や販管費率の改善により、調整後営業利益は108.0%増の35億5500万円となり、調整後営業利益率は8.2%で通期において過去最高を記録した。
Sansan/Bill One事業の売上高は26.2%増の377億8500万円。Sansanは営業体制強化の効果により、ストック売上高、契約件数なども着実に伸ばしている。Bill Oneは売上高が58.7%増の97億9000万円と高成長が続く。収益面では、データ化オペレーションの改善により利益率が向上した。24年6月に提供を開始した「Bill One経費」は、直近半年で毎月30~50件の新規契約を獲得。今後は請求書受領、経費、債権管理の機能のワンパッケージ販売も予定する。
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