ランサムウェアは、引き続きQilin(キリン)などの攻撃グループの活動が活発化すると予想。弱いパスワードやパッチのあたっていないシステム、エッジデバイスの脆弱性など、従来のセキュリティーホールが悪用されるとした。また、マルホCTOは、EDR(Endpoint Detection and Response)を無効化するツールに対する注意を呼びかけた。
こうした状況を踏まえ、同社は26年のR&Dへの投資を前年比11%増加させる。加えて、XDR(Extended Detection and Response)への移行を最優先事項に設定。高速かつ大容量のネットワークスキャン技術を、まずはセキュリティープローブとしてリリースし、その後にIDS(侵入検知システム)としてサービスに組み込む方針だ。
(南雲亮平)