小売に特化したサプライチェーン管理(SCM)SaaSを展開するフィンランドRELEX Solutions(リレックスソリューションズ、リレックス)は2月5日、日本法人の設立を発表した。国内市場に本格参入し、幅広い機能提供を訴求する。
同社製品はAIによる需要予測をはじめ、データを活用して在庫・補充、棚割り、価格、プロモーションを最適化する機能を単一基盤上で統合する。サプライチェーン全体でデータを横断的に扱うことで、欠品や過剰な在庫、廃棄ロスを抑制。運用コストの削減や収益性向上につなげる。
日本市場についてリレックスのマイケル・ファルク・共同創業者は「小売店は欠品が少なく在庫が充実している一方、計画を立てる部門や現場に負担がかかったり、複雑な流通のため卸業でも過剰在庫を抱えている恐れがある」と指摘。国内ではコスモス薬品が導入しており、「導入事例を成功させ、マーケットリーダーを目指す」と意気込んだ。
フィンランドRELEX Solutions マイケル・ファルク・共同創業者
グローバルで700社以上、アジア太平洋地域では50社以上に導入している。複数の機能を統合したプラットフォームだが、実際には需要予測などを単体で導入するケースもあり、徐々に関連領域に拡大する例も多い。部分導入の場合の価格体系は使用機能に対して発生する。
フィンランドRELEX Solutions日本法人 福沢勇貴・カントリーマネージャー
ユーザーへの導入はコンサルティングファームやSIerと手掛ける。リヴァンプやJDSCなどとパートナーシップを締結した。日本法人の福沢勇貴・カントリーマネージャーは「リレックスはグローバルのナレッジを蓄積している。パートナーには、商慣習やカルチャー、コミュニケーションのスタイルなどを橋渡しする役割を期待している」と述べた。(春菜孝明)