米Treasure Data(トレジャーデータ)日本法人は5月26日、「Treasure AI」へのブランド刷新に伴うプラットフォームの進化や国内事業戦略についての記者説明会を開いた。ビジネスの場の音声データを取得して、現場の声をリアルタイムに会社の資産にすることで、顧客理解を深めて次のアクションにつなげられるような仕組みを提供していくとした。
米Treasure Data
ラファ・フローレス チーフプロダクトオフィサー
米トレジャーデータのラファ・フローレス・チーフプロダクトオフィサーはTreasure AIのプラットフォームについて、人の力に頼っていたSaaSモデルから脱却し、AIネイティブモデルへと進化させると表明。AIの力で顧客接点を担う新たな仕組みをつくり、「10分でROIを10倍にする」と力を込めた。
日本法人の三浦喬社長は今後の事業戦略として、米Plaud(プラウド)のデバイスを利用した「Treasure AI Voice」で顧客の声や商談でのやり取りなどオフライン環境の情報を直接集めて分析し、経営管理と顧客体験の向上を図るとした。
米Treasure Data 日本法人
三浦 喬 社長
同社によれば、日本ではビジネスにおける90%以上の行動がオフライン環境に存在している。三浦社長は、デジタル接点のみでの顧客理解は困難で、音声そのものを把握することが重要になるため、顧客との会話は社員個人の所有物ではなく会社の資産とすべきだと強調。加えて営業職員による不正行為を防いだり、カスタマーハラスメント対策を進めたりする上でも、商談を記憶ではなく記録とAIで管理する必要があると訴えた。
(下澤 悠)