NTTドコモビジネスは、9月28日の事業説明会で、▽データセンター(DC)やNaaS(ネットワーク・アズ・ア・サービス)などのプラットフォーム事業▽AIやIoTなどの重点4領域▽ビジネスパートナーとの連携―の3項目を強化する方針を明らかにした。
小島克重 社長
プラットフォーム事業では、AI活用の推進を前提に、ユーザー企業内のデータを保護する「ソブリンティを確保しながらAIエージェントを活用できる環境づくり」(小島克重社長)を重視。AIを稼働させるGPUサーバーをプライベート環境で運用する需要に応えるコンテナ型DCをそろえるとともに、GPUリソースをアズ・ア・サービス方式で必要なときだけ使えるサービスを9月末に始めている。
水冷対応の大型DCやエッジコンピューティング設備、NaaSなどと組み合わせ、ユーザーの利用形態に最適化した利用環境を提供することで「トータルで見てリーズナブルで(AIリソースを)利用できる」ようにすると、金井俊夫副社長は話す。
AIやIoT、デジタルBPO、地域・中小DXの重点4領域の2026年3月期の売上高は3000億円に達した。30年度には7000億円に増やす目標を掲げている。AI活用では、同社のAI技能者1万4000人のうち、客先に訪問し地域密着でAI活用支援を行う人材を5000人割り当てる。また業種対応が可能な高度FDE(前線配置エンジニア)人材を、27年度をめどに現在の500人から1000人に倍増させる。
ビジネスパートナーとの連携では、重点4領域を中心とするオファリングを担えるパートナーが200社に増えた。売上高全体に占める間接販売の比率は20%程度だが、向こう10年で「50%に高めていく」(小島社長)と、技術や営業面での支援を通じて間接販売チャネルの拡充に力を入れる。
(安藤章司)