理経は11月6日、同社が開発した消防団員向け火災現場対応学習用の次世代型VRコンテンツ「Firefighter Training VR」が千葉県に採用され、納入したことを発表した。
Firefighter Training VRは、消防団員が火災現場での初動対応を学ぶためのVR訓練コンテンツ。地域に密着した消防防災のリーダーとして活動する消防団員の訓練で、出動指令、緊急走行、現場到着から火災現場での初動活動までを360度VR映像で再現し、繰り返し学習できる。消防学校での座学・模擬消火訓練装置(AFT)などでの実働訓練の前後に組み込み、現場の流れを事前に体感・事後に振り返る教材として活用できる。
Firefighter Training VRは、理経が千葉県防災危機管理部消防課の監修のもと、千葉県消防学校教官と連携し、開発したもの。なお、理経は2023年、総務省消防庁に消防隊員の訓練用VRを納入しており、現在全国すべての消防学校55拠点で活用されている。今回の千葉県での導入にあたっては、その既存のVRゴーグルに同コンテンツを追加する形をとるため、全国で初めて千葉県が総務省消防庁へVRゴーグルに対する改造申請を行ったうえで納入した。
理経は、総務省消防庁へ納入し、全国55の消防学校で活用されているVRゴーグルを既存の導入基盤と位置づけ、千葉県以外の各消防学校へのFirefighter Training VRの導入を推進していく。導入先は、既存のVRゴーグルを活用できるため新たなハードウェアの調達を必要とせず、コンテンツライセンスの追加のみで導入が可能。これにより導入のハードルを抑え、早期の横展開を図る。