年頭所感

【2004年 我が社のキーワード】 ミツイワ

2004/01/05 16:04

週刊BCN 2004年01月05日vol.1021掲載

「強みを生かす」

飯田裕一社長


 今年7月、当社は設立40周年を迎える。この40年間で獲得した顧客は1万社を超え、現在、常時取り引きが発生している顧客はおよそ1500社に達する。これまで、情報システムを通じて顧客のビジネスに深く関わってきた。顧客のことについては、どのライバル企業よりも深く知っていると自負している。

 この40年間の知識やノウハウを最大限に生かすことが、当社の最大の差別化策につながる。キーワードを「強みを生かす」にしたのは、こういう意味からだ。これまで積み重ねてきた顧客との人的ネットワークを大切にし、ちょうど、町医者のように、顧客の健康管理でしっかりお世話させてもらう。

 今年は、当社の兄弟会社に当たるソフト開発大手で東証一部上場のシーイーシー(CEC)と本格的な協業を始める年と位置づけている。これまで、CECとはビジネス的な接点は薄かったが、今後はさまざまな面で互いに協力する。

 例えば、顧客から大規模な情報システム案件を獲得したときなどは、”町医者“では対応しきれないケースもある。このようなときは、より規模の大きい総合病院に相当するCECと共同で対応することもあり得る。町医者のように、顧客のことを知り尽くしたきめ細かな心遣いの強みを生かしつつ、大規模案件への対応力を強化する。これにより、顧客満足度を高め、顧客とのより深い関係を築く。
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