年頭所感
【2004年 我が社のキーワード】 SRA
2004/01/05 16:04
週刊BCN 2004年01月05日vol.1021掲載
「グローバルパワー」
鹿島 亨社長
SRAは、欧米やインドに5つの海外拠点を築き、中国・大連市との業務提携など、グローバルなリソースをもっている。だが、これまで豊富なグローバルパワーを生かしきれていなかった。
SRAのメイン事業である受託ソフト開発は、ここ数年、受注単価下落による利益率低下が深刻になっている。オープンソース関連やパッケージソリューションなど、新たなビジネスが成長してきているが、受託ソフト開発の改善は最も大きな課題である。
昨年4月の社長就任以来、この打開策を模索し、グローバルパワーの活用に着目した。
SRA米法人の実績豊富なバイリンガルのシステムエンジニア(SE)と、SRAインディアの安価なSEを活用することで、ソフト開発の利益率向上を図ることを重点的に取り組んできた。
インドでのソフト開発は、利益率を大幅に向上させる要素がある。コミュニケーションや開発ノウハウ、国民性の違いなども昨年に綿密に調整を取ってきた。分野を限定して既に実証実験を行い、その成果に手応えを感じている。
来年は全事業ドメインでインド拠点を活用する。インドに子会社があるということは他社にはない大きな武器。中国・大連市でも今年は本格的に同様の展開を行っていく予定であり、眠っていたグローバルパワーを今年は最大限に生かす。
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