年頭所感

【2006年 年頭所感】 ソフトバンクBB

2006/01/02 20:37

週刊BCN 2006年01月02日vol.1119掲載

「攻め」

宮内 謙副社長

 ソフトウェアビジネスの観点では、時代に先駆けたサービスを提供することが当たり前になっていく。市場の変化に対応していくことが重要だろう。

 ビジネスを拡大するうえでのキーポイントはASP型サービスの提供だ。

 400種類以上のパソコンソフトを月額制で提供している「BBソフト」は、相当な勢いで会員が増えている。このサービスは個人会員が中心だが、今後はASP型のサービスが販売パートナーを通じて企業向けに普及する可能性も高い。

 「マルチメディア」という点では、ブロードバンドの普及にともない、映像や画像などをインターネットでやり取りすることが当たり前になってきた。そうした意味では、05年時点を契機に真のマルチメディア時代が到来する兆しが出てきたといえよう。

 今後は、インターネットと放送が融合し、パソコンや携帯電話、テレビがシームレスにつながる環境が整うことになる。そうしたなか、どのようなサービスを提供するのが最適なのかを考えなければならない。

 新しいサービスのひとつの例は、ソフトバンクグループでテスト的に提供を開始した無料動画配信サービスの「TVバンク(仮称)」だ。このほど設立された「TVバンク株式会社」で、06年には本格的に走り出す予定だ。

 マルチメディアは、個人市場と法人市場の双方で、まだまだ開花する余地がある。当社にとっては、06年が“攻め”の時期になる。
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