年頭所感

【2007年 年頭所感】 シーティーシー・エスピー(CTCエスピー)

2007/01/01 20:37

週刊BCN 2007年01月01日vol.1168掲載

「礎」

岩本康人社長

 2005年度(06年3月期)で業績伸長に向けた基盤整備のめどが立ち、06年度は“飛躍”に向けて反転攻勢をかけた。これが功を奏し、今ではセキュリティ監視サービスなど新規事業を手がけることが可能になった。加えて、親会社が昨年10月にCRCソリューションズと統合し、“新生”CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)として再出発した。CTCグループの本格的な統合として、事業会社の当社としても事業再編を考えなければならない。新しいビジョンを掲げ、それを開花させるという意味で、07年は“礎”という言葉がふさわしいと考えている。

 CTCグループは、全体最適としてビジネスドメインの重複などの見直しを進めている。当社が、どのような事業を柱に据えて再出発するかについては07年度からの計画となるが、調達事業「プロキュアメント・ドメイン」を中心にビジネスを展開していくことに、変わりはない。しかも、親会社が(CRCソリューションズとの統合で)データセンターを持ったことは当社のビジネスを拡大するうえでも大きな要素となる。今後は、物販や物流、電子取引、電子調達などの事業を手がけていくうえで、“サービス”が重要なキーワードになってくる。

 社内の礎も確固たるものを築いていかなければならない。既存のビジネスを生かしながら、いかに領域を膨らませていくか。幹部たちには延長線上のビジョンを描かせるように、教育を徹底しているほか、社員個々の“ビジョン”を話し合える環境も整えている。
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