変革と適合

平野精一 社長


 IT業界は、変化しながら成長している。この環境に「アダプテーション」するため、2008年の言葉に「変革と適合」を掲げた。これを実現するためには、顧客接点を重視する。代理店販売が中心であるため、顧客からの情報量が乏しくなる傾向がある。その対策として、マーケティング活動を充実させ、顧客から得た情報を基に製品などを提供する体制づくりを行う。

 これまでは、販売店を通じてしか現場を知ることができなかった。07年初めには、「まずはプリンタの利用環境を知る」ことを目的に展開し、ダイレクトに情報交換できる顧客数が全体の5%程度になった。現在は、07年に引き続き、営業や技術の担当者が積極的に顧客接点を持ち始めているため、当初から20%程度伸びている。将来的には、全体の半数から得た情報を基にビジネスを進めたい。

 プリンタを利用する環境は個々に異なり、当社のサービスメニューを利用したほうがよりメリットを享受できる場合がある。こうした情報を入手できれば、プリンタ以外に別の提案をする機会が増える。これまでの当社スタイルを変革して、販売店とともに、こうした新しい展開に取り組んでいく。

 国内プリンタ市場は、数量ベースで見ると「曇り」。ただ、よく見れば「晴れ間」が必ずある。例えば、少子高齢化の影響で働き方を変える必要が生まれ、在宅ワーカーが増えると予測される。こうしたニーズに対し、プリンタと一緒にパッケージ化されたソリューションを提供するケースが増える。


(1)生年月日:1954年12月11日 (2)年齢:53歳 (3)出身地:長野県 (4)出身領域:技術系