創意工夫

丸紅インフォテック
天野貞夫 社長
 景気低迷でIT業界は冷え込んでいる。こうした厳しい市場環境のなか、当社もそれに対応する会社に変わっていく必要がある。そのために経営の合理化に大ナタを振るっていくつもりだ。

 事業の面では、08年から手がけているネットブックの個人・法人向け販売を加速する。コンシューマ市場では携帯電話会社と提携し、データ通信カードとの組み合わせた販売に力を入れる。法人向けにはネットブックをシンクライアント端末として活用し、「パンデミック対策」を切り口に売っていくつもりだ。

 個人向けでは、ユニークなデジタル機器を販売する「monoDO(モノドー)」を展開している。2010年はアイテム数を増やすなど、この事業にも力を入れていく。売上高構成比でコンシューマの割合を4割まで高めたい。コンシューマ市場に注力するのは、最終ユーザーに一番近く、ニーズを読み取るアンテナを張ることができるからだ。その経験を法人ビジネスにも生かしていく。冷え込むIT市場で需要を喚起するためには、新しい流れを生み出す必要があると考えている。

 当社は長年、ディストリビュータとしてIT機器の流通を手がけてきたが、現下の経済環境を考えると、それだけでは会社が今後も存続できるとは思えない。生き残るためには扱う商品を組み合わせてソリューション提案を行ったり、メーカーとなって商品を販売するなど、自ら工夫し、市場の開拓を仕掛けていくことが必要だと強く思っている。