年頭所感

【2010年 年頭所感】 東芝情報機器

2010/01/14 20:37

週刊BCN 2010年01月11日vol.1316掲載

足場を固める

東芝情報機器 末澤光一 社長
 2010年は、次への成長に向けて足場を固めていく。当社は、東芝PC&ネットワーク社の国内BtoB市場向けパソコンの約8割を販売している。このパソコン販売は、官公庁や文教、民間大手企業向け販売を中心にした直販が40%を占めている。直販を維持しつつチャネル販売に力を入れている。引き続き、エンドユーザーとの関係を密にし、パートナーとの連携強化を図っていきたい。

 2010年に目指す地固めとは、エンドユーザーやパートナーなどの取引先に、次も当社と一緒にビジネスをしたいと思っていただけるように、取引先の心の中のシェアを獲得することでもある。09年度から「マインドシェアNo.1」を目標にしており、取引先とのリレーションをより強固にすることで、成長のチャンスを見つけていく狙いだ。

 当社は、中堅規模以下の企業をターゲットにしたソリューション販売を推進するうえで、保守部隊をもっている。それが「ワンストップソリューションカンパニー」を掲げる所以だ。今後は、ハードウェアを設計・製造しているメーカー系ベンダーとしての大きなメリットを生かして、保守を強化していく。

 保守は、お客様の全体最適化に目を向けることが重要だ。つまり、定期点検などのメンテナンスだけでなく、ディスクのコンディションを管理して予防・予知をするサービス強化に着目している。カスタマーサポートを強化し、お客様の問題解決に力を入れていきたい。
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