イノベーション──社会を変革させる
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| 下牧拓 社長 |
もし企業のIT投資が回復するとしても、リーマン・ショック以前のような状況にはもう戻らないだろう。今後は、お客様がIT資産を「所有」するのではなく、「活用」する時代になるので、お客様の立場からITの活用方法を考え、根本から新しい事業の試みを模索していく必要がある。当社は、2010年を通して、進むべき方向を明確にした。それは、事業の完全なるサービス化を実現することにほかならない。
サービス化に向けた施策として、2010年10月に、ITサービスの開発部隊となる「ITマネジメントサービスセンター」(ITMS)を社長直轄で設立した。現在の従業員数は約20人だが、その人数を早期に倍増させる。ITMSは、営業や技術サポートの役割を担うサービス事業本部とあわせ、サービス事業の強化を急いでいる。また、海外での事業展開に本腰を入れていく。2011年中に、アジアと欧州にそれぞれサービス拠点を設立し、日系企業向けにシステム構築サポートやIT管理サービスを積極的に提供していきたい。事業拡大には、日本だけをみていてはダメだと強く思っている。
事業のサービス化や海外での事業展開の拡大をふまえ、10年後をめどに、当社の年商を現在の約600億円から約2000億円へと4倍近くに拡大することに取り組んでいる。今後必要となるイノベーションというのは、単に斬新な技術の開発だけでなく、社会の閉塞感を打ち破り、人々の生活を変えるような変革だと考えている。