三井情報(下牧拓社長)は、日本の製造業の海外進出が進んでいることを受け、2011年は海外での日系企業向け事業展開に本腰を入れていく。本紙の取材に対し、下牧拓社長は、11年中に欧州とアジアにサービス拠点を設立する計画を明らかにした。海外事業を一つの柱として、10年後をめどに、年商を現在の約600億円から約2000億円へと4倍近くに拡大する計画だ。

 海外拠点の候補地は、ロンドンとシンガポール。それぞれの拠点をベースに、欧州とアジアで事業展開している日系企業に対して、システム構築のサポートやIT管理サービスを提供していく。10年4月から海外専任担当のポストを設けるなど、社内体制を整え、11年以降は海外での事業展開を本格化する。

 三井情報は、事業拡大に向け、国内外とも「事業の完全なるサービス化を推進している」(下牧社長)。ITサービスの開発部隊として、10年10月に、社長直轄の「ITマネジメントサービスセンター」(ITMS)を設立し、営業や技術サポートの役割を担うサービス事業本部とあわせ、サービス事業の強化を急いでいる。(ゼンフ ミシャ)

下牧拓社長