成長市場×高収益

鹿島亨 社長
 成長市場に挑み、高収益体質を築く年。それが2012年に掲げる目標だ。成し遂げるための戦略は、自社で保有するIP(知的財産)を活用した製品を、海外市場に売ることに尽きる。顧客の要望に合わせてシステムを構築したり、ソフトを開発したりするよりも、自社製品を販売したほうが利益率は高い。また、それを販売する市場として、飽和した日本のITマーケットよりも、成長している国をターゲットにするほうが、成功しやすい。

 自社製品としては、米プロキシムと米エヌソリューションズの製品をSRAグループのIP製品として販売する権利を獲得している。プロキシムは、無線ネットワークを構築する際に力を発揮する製品で、社会インフラの整備を進めている新興国において、当社の販売チャンスは多いとみている。私は非常に期待しており、米プロキシムを子会社化する可能性もある。また、他社製品の販売権を得て自社IP化するだけでなく、今後は自社の知識やノウハウを生かして商品をつくり、それを海外で売ることも考えている。ターゲットとなる国は、中国だ。中国では、デジタルチャイナの傘下にいる特約店(ITベンダー)と資本・業務提携を結び、販売網を築こうと考えている。中国では、当社が単独でビジネス展開するのは難しいとみており、最適なパートナーを見つけて、中国でのビジネス体制を築くつもりだ。