一方、住宅に設置されている太陽光発電の平均設置出力は4kWである。1軒あたりの年間発電量を4400KW時とした場合、原子力発電1基分と同等の電力供給を行うとすると、約120万世帯(4.28GW分)に太陽光発電装置の設置が必要となってくる。1軒あたりの設置金額を200万円と想定すると2.4兆円となる。また、太陽光発電において安定的に電力供給を行う場合には、蓄電池の設置が必須となってくるだろうし、分散発電の制御のために送電網・スマートメーターの整備や、HEMS(Home Energy Management System)の導入も必要となってくる。