ITによるビジネス革新

富山卓二 社長
 われわれの社会は、ITによってまだまだビジネスを革新できる余地が大きい。鉄道や高速道路、橋梁、ダム、トンネルなど、わが国の高度経済成長期につくりあげてきた社会インフラは老朽化が激しく、これから段階的に再構築していく必要がある。

 いずれもハコモノというイメージが強いが、現代にあって、改めてつくり直すとなれば、必然的にITを駆使したものになるのは間違いない。ましてや、新規領域である再生可能エネルギーやスマートコミュニティに至っては、ITは欠かすことのできないキーテクノロジーとなる。ITは社会システムの“神経”に相当するものであって、社会インフラの変遷とともに拡大していくことが期待される。

 もう少しミクロな会社単位でみても、業務改善の余地は依然として多く残っている。例えば、業務にモバイル端末を活用することで生産性が高まることはよく知られているが、さらに一歩踏み込んでスマートデバイスとクラウド化した業務システムを連携させることで、一段と生産性を高めることができる。

 当社はNECグループで主に西日本地域を担当するSE会社として、スマートデバイスを活用した商材を積極的に開発している。今年度(14年3月期)はスマートデバイス関連ビジネスの売り上げは前年度比1.5倍に伸びる見込みで、成長事業に育った。国内市場は成熟したとみられがちだが、ITは伸びる可能性が高い領域とみている。