2014年のキーワードは「創造的成長」としたいところだが、もう少し噛み砕いて「バットを振る」というフレーズにしてみた。国内市場で追い風が吹いて、世界の東芝グループのなかで横断的にITビジネスを担うポジションは、野球にたとえれば「打席に立った」状態であろう。しかし、いくらいいポジションについても、行動を起こさなければ結果は出せない。「バットを振る」には、“行動を起こそう”というメッセージを込めた。
五輪や番号制度などの大型プロジェクトは、一過性の需要に過ぎない。この需要に浮かれることなく、儲かる仕組みをしっかりとつくる。当社には優秀な技術者が数多くいるが、いくら優秀でも稼げなければビジネスとして成り立たない。技術力があり、打席にも立った。あとは果敢にバットを振り切って、全社員があたりまえのようにビジネスに挑んでいく企業文化を根づかせる。