菊川裕幸 社長
 駿と書いて「すみやか」と読む。「速やか」の「速」ではなく「駿」にしたのは、お客様が求めるソリューションを、スピード感をもって高品質を保ちながら提供するという意味を込めたからだ。

 2013年は経済環境がよくなるという見方が強かったが、企業が積極的にIT投資を行うまでには至らなかった。そのため、9月までは厳しい状況が続いた。好転するとの予想を裏切る市場環境だったが、2014年4月にWindows XPのサポートが切れることによるWindows 7へのリプレースなど、特需に助けられて売上高は何とか目標を達成した。また、質の高いシステムの提供に力を注いで不採算案件を減らした結果、何とか利益を計上することができた。

 下期に入った10月以降は市場の動きが変わり、お客様からの引き合いが増えている。景気の好転に備えて、さまざまな準備を進めている。具体的には、マイクロソフト製ERPの「Dynamics AX」と、当社のパッケージ製品を組み合わせたソリューションの提供だ。原価管理の「J-CCOREs」や購買管理の「J-PROCURE」の販売が順調に推移している。JFEスチールがタイに拠点を設置した際、国内と海外をつなぐために導入したのはその一例だ。また、帳票データ保存ソリューション「DataDelivery」のお客様が増えている。

 2013年度(14年3月期)は、5年ぶりの経常利益10億円超えを見込んでいる。確実に達成し、中期計画の最終年度である2014年度につなげる。