岡本浩一郎 社長
 主力製品である「弥生会計」のクラウドアプリケーションを提供し始めた2015年は、専攻して提供した「やよいの白色申告 オンライン」「やよいの青色申告 オンライン」と合わせ、クラウド会計のラインアップが出揃った大きな節目となった。初年度無償のキャンペーンなどを展開しているので、売り上げへの本格的な貢献にはもう少し時間がかかるだろうが、16年はユーザー数の大きな伸びが期待できると思っている。クラウド製品のラインアップも、法人向けの給与計算、請求書管理などをリリース予定で、継続的に拡充していく。

 クラウド会計の新興ベンダーが派手な数字を喧伝しているが、法人向け会計ソフトの拡販に大きな影響力をもつ税理士からの信頼や会計事務所のパートナー網の規模は、当社と比較できるレベルだとは思っていない。市場が活性化するのはいいことだが、弥生としては、それでも圧倒的な競争力を発揮していきたいと考えている。

 保守サービスの「あんしん保守サポート」の加入率を高めていくことも、成長のもう一つの柱になる。データのバックアップ・共有のためのクラウドサービス「弥生ドライブ」や、外部とデータ連携のハブ機能を担う「YAYOI SMART CONNECT」など、メニューを強化してきたし、3年前から初年度無償であんしん保守サポートを利用できるキャンペーンを始めている。これが功を奏して加入率は順調で、さらに伸ばしていきたい。