「ソフトウェア開発をよくすることで世界の進化を加速させる」を企業ビジョンとするIncrements。「プログラミング」と「チーム開発」をキーワードに、プログラマを支援するサービス「Qiita(キータ)」「Qiita:Team」を手がけています。
COMPANY DATA会社名 Increments
所在地 東京都港区(本社)
設立 2012年2月29日
事業内容 プログラマ向けウェブサービス「Qiita」の企画・開発・運営、ドキュメントコラボレーションサービス「Qiita:Team」の企画・開発・運営など
URL:http://increments.co.jp/ 「Qiita」って、どんなサービスなの? 
海野弘成
代表取締役プログラマのための技術情報共有サービスです。
Qiitaでは、プログラマたちがプログラミングの困りごとに対する解決方法を投稿して、利用者の間で情報をシェアできる場を提供しています。会員登録後、完全無料で記事の投稿・閲覧などができ、ウェブ系のエンジニアを中心に、月間訪問数は100万件以上、すでに15万件以上の記事が投稿されています。また、記事に対してコメントすることにより、投稿者とコミュニケーションを図ることも可能です。
では、「Qiita:Team」は何? チーム内で利用する情報共有ツールです。
Qiita:Teamは、チーム内での情報共有を目的としたコミュニケーションツールです。「QiitaのユーザーがQiita:Teamにも興味をもってくれることが多い」といい、主にベンチャー企業や大企業の開発チームなど、500チームほどの導入があります。利用人数に応じた月額料金制で利用できます。
世の中にコミュニケーションツールは多数存在するなかで、それでもQiita:Teamが選ばれる理由は「いかに書いてもらうか」にこだわっているから。Markdown記法への対応やテンプレート機能を備えているほか、記事に対するコメント欄を用意して、チーム内のコミュニケーションを促します。

「Qiita」の記事ページ事例
創業の経緯は? プログラミングの知識を共有できる場をつくりたいと思いました。
Incrementsの設立前、プログラミング経験のなかった創業メンバーの一人が海野弘成代表取締役に「プログラミングを勉強したい」と相談。そこで、「オンラインではプログラミングを学べない」と気づいたそうです。そこで考え出されたのがQiitaです。サービスの提供を開始して以降、順調にユーザーも増えてきたことを契機に、会社を立ち上げました。
よろしくIncrements
海野代表取締役は、ソフト開発において「チーム開発」が課題だといいいます。「プログラマは業務の細分化が進み、一人ひとりに専門性が求められるようになっている。成果を上げるには、共通の知見をためて、チーム内で協調していくことが必要です」。この考えが、Qiita:Teamが生まれるきっかけにもなりました。
会社としては今後、「Qiitaで情報共有や開発効率を上げることはできるようになったものの、事業としてまだ十分にできていない。マネタイズだけでなく、Qiitaという場所を生かしたサービスなどをつくり、ソフト開発をよりよくする」ことを目指します。Incrementsは「Qiita」でイッポ前へ!