近年のトップアスリートの試合は“電子戦”の様相を見せている。映像解析AIで相手チームの戦略や選手個々人の体調までリアルタイムで見抜く。選手の肉体(フィジカル)を鍛えることはもちろん大切だが、フィジカルをそっくり電子に写し取って分析するサイバーの力が加わらないと、もはや勝負に勝てない。

錦織弘信
社長
 ビジネスの世界でも同様だ。東芝デジタルソリューションズが強みとするサイバーフィジカルシステム(CPS)によって、フィジカルな世界をそのままサイバーで再現する「デジタルツイン」を実行。スポーツでいうところの“電子戦”をビジネスにも当てはめて、ユーザー企業の競争力を一段と高めていく。

 東芝グループの強みは、フィジカルとサイバーの両方を持っていることだ。交通やプラントといった社会インフラ全般に強く、東芝自身も製造業者としてのノウハウを持っている。そこに当社のデジタル技術を加え、CPSをトータルで提供していく。

 キーワードに挙げた「未来を始動させる東芝のデジタル変革」とは、まさにCPSやデジタルツインによる変革を通じて、顧客のビジネスの未来を切り開いていくという思いを込めた。

 全社変革計画の「東芝Nextプラン」では、グループ全体で向こう5年間で総額1兆7000億円規模の設備投資と研究開発投資を行う予定だ。この中に、当社のインダストリアルIoTプラットフォーム「SPINEX(スパインエックス)」も含まれている。技術磨いて、顧客とともにビジネスを変革させていく。