全体として非常に手堅い成長ができている。特にデスクトップ版の業務アプリケーションとサポートサービスである「あんしん保守サポート」は好調だ。クラウドも着実に成長していて、個人事業主向けの申告ソフト「やよいの白色申告オンライン」「やよいの青色申告オンライン」はキャズムを超えて、アーリーマジョリティーの一般的な選択肢になりつつあるという実感がある。

岡本浩一郎
社長
 一方で、「弥生会計オンライン」を投入している法人向けのクラウド会計アプリケーション市場はまだまだ黎明期を脱していない。ただしお客様は、クラウドという提供形態を求めているのではなく、TCOを抑えた上で利便性が高く、業務を効率化できる仕組みを求めている。デスクトップ版であっても、それだけで完結するのではなく、オンラインストレージの「弥生ドライブ」や、さまざまな取引データを会計データに変換して弥生製品に自動で取り込む「YAYOI SMART CONNECT」などを活用して、業務のスマート化を進めているお客様が多く、こうした価値をさらに高めていく。

 19年は消費税改正がやはりポイントになる1年。いかにお客様を支えていくかが大きな課題であり、気を引き締めている。軽減税率はもちろんのこと、経過措置も含めると3種類+αの税率に対応しなければならないのだが、率直に言ってお客様にも危機感は薄く、備えが十分な状況とはとても言えない。ソフトウェアで何をサポートできるのかを真摯に考え、弥生としてもできる限りのことをやっていきたい。