近年のIT市場は、システムをコストセンターではなくビジネスのコアだと考える企業が増え、市場全体が積極的なIT投資に支えられている。一方で、多くの競合が市場に参入し競争が激化している。

石井伸郎
社長

 2019年は軽減税率対策やWindows 7のEOSに伴う入れ替え需要により非常に良好な市場環境だった。当社が従来取り組んでいる受発注管理システムや帳票ソリューションといったパッケージソフト事業などは大きく拡大することができた。

 しかし、こういった“特需”には反動減がつきまとう。具体的な見通しは見えないものの、当社ではRPAツールなどによるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進事業を新たな柱と位置付け注力してきた。現在では多くの活用事例が生まれ、ユーザー同士のコミュニティも誕生している。当社としても情報共有の場を提供することでコミュニティを活性化させていきたい。多くの業界で人手不足が続く中、DXによる業務の効率化は根強いニーズがあり、反動減をカバーしつつ継続して収益を見込める領域だと期待している。

 DX事業に限らずこれまで当社が提供してきたソリューションは、ユーザーのビジネスを下支えするものだと考えている。当社の多くのユーザーが、「業務改善につながった」「仕事が楽になった」と笑顔で語ってくれることが当社モチベーション、ひいては社員の笑顔につながる。われわれ自身が面白く仕事をして、ユーザーに喜んでもらう。この最高のサイクルを通して一緒に成長していきたい。