業績好調だった19年は、Windows 10需要によってPC販売が伸長した。注力してきたオリジナルサービスの提供についても、18年12月に資本業務提携したエクスジェン・ネットワークスと共同開発した統合ID管理プラットフォーム「LDAP Manager on SCCloud」を4月に無事リリースし、お客様もついてきた。また、ECパッケージ「ecbeing」をMicrosoft Azure上で提供する取り組みで、日本マイクロソフトとの協業にも力を入れた年だった。
林 宗治
社長
働き方改革によって場所にとらわれない働き方が広がり、クラウドサービスの活用も進む中、ファイアウォールを境界に置いて社内ネットワークを守る従来型のセキュリティ対策は限界にきている。そこで今年は、「信頼しない」ことを前提に全ての通信を検証する「ゼロトラストネットワーク」が本格的に稼働していくのではないかとみている。そのコアになるのが統合ID管理で、LDAP Manager on SCCloudの提供をはじめ、そこに向けた仕込みはできている。20年はゼロトラストに力を入れていくということで、キャッチフレーズは「ZERO」とした。