年頭所感

ミロク情報サービス 創造的破壊、イノベーションによる企業価値の向上

2020/01/29 09:00

週刊BCN 2020年01月20日vol.1809掲載

 第4次中期経営計画の3年目を迎えているが、計画通り順調に推移している。既存の主力商材が特に好調で、会計を中心とする企業向け基幹業務ソフトについては新規ユーザーの獲得が非常にうまくいっている。これに伴い保守サービスの契約も積み上がり、ストック収入も増加して安定的な成長に貢献してくれている。

是枝周樹
社長

 手応えを感じているのは、直販部隊の提案営業やコンサルティング営業が板についてきていることだ。個人個人のスキルが上がって成果が出てきた。中途採用の優秀な人材の活躍に加え、新卒採用者の教育ツールも整え、お客様のニーズをすくい取って臨機応変な提案ができるようになったことで、商談の単価が上がっている。一人当たりの生産性を上げるという意味でも、こうした傾向は非常にポジティブなことだと考えている。

 中長期のビジョンとしては、これまでのビジネスの延長線上にはない創造的破壊とイノベーションにより、企業価値を大きく向上させたい。お客様が事業環境の変化に都度対応し、デジタルトランスフォーメーションを進めるための基盤となり得る総合クラウドソリューションの提供を構想している。既存のパッケージソフトのクラウド化やAPI連携によりさまざまなソリューションとつながる世界観の実現はもちろんのこと、インボイス制度の導入や受発注EDIの刷新を見据えて業務を網羅的にデジタル化していく支援ができるようなポートフォリオを整えたい。また、金融機関との連携による新しい事業セグメントの立ち上げも視野に入れており、よりユニークな企業を目指す。
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外部リンク

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