2020年は変化の年だった。端的に言うと、働き方が大きく変わり、何が必要か問われる1年になった。ビジネス面では、業績は堅調で、今のところ大きなマイナスはないが、よりよい方向にできるかは21年以降の宿題だと考えている。

岡本浩一郎 社長

 19年の消費税率改正に伴う残需要が一定あったことがビジネスをけん引する一つの要因になった。あとは確定申告がコロナ禍で期限延長となったことで、トータルでプラスになった。持続化給付金関係のニーズもあった。ただ、いずれも爆発的な要因ではなく、ベースが安定し、そこに少しずつ上積みされたという印象だ。

 20年9月に記帳代行支援サービスをスタートした。かなりの時間をかけて準備してきた取り組みだ。おかげさまで大変好評を得ているが、受注を一定程度制約している部分もある。引き合いは想定以上の状況だ。会計事務所からすると、紙をどうするかという問題があり、それに対する解としてニーズが高かったとあらためて感じている。

 少し先の話になるが、23年からインボイス制度が導入される。日本の電子インボイスの標準仕様が確立していくのが21年なので、それに向けて製品やサービスの開発に取り組む。今後、2~3年では、インボイス関係の優先度は高い。

 21年は、派手なアクションや大きな収穫が見込める年ではない。インボイス関係を含め、先にある実りに向けて、咲いてきている花の手入れをしっかりとしていく。